僕自身のキロクとキヲクを気が向いたら書くというスタンス。
ハウルの動く城
2005-11-17 Thu 23:02
ハウルの動く城

ハウルの動く城DVDを購入、そして鑑賞。
にわか宮崎アニメファンとして、公開当初から気になっていたので、DVDになったら絶対買おうと思っていた。

作品の感想としては、相変わらずグラフィックが美しい。クオリティーが高いのは、前作「千と千尋の神隠し」からも言える事で、その辺で既にため息が出る(笑)景色の描き方とかもさすが。背景の動き方も、近くのものが早く動いて、遠くのものが遅く動くって言う人間の視覚と同じで、より背景がリアルに見えた。音楽の雰囲気も西洋っぽいというか、絵の世界と見事マッチしていた。
内容は、いわゆる恋愛もの、というか甘ったるい感じにも見えたが、その中に「家族愛」だとか「人間愛」が隠れていたりするのかな。戦争の描き方、ていうのも宮崎さんらしくディテールに凝っている。
ただ、ラストがハッピーエンドなのは良かったけど、何かすっきりしないなぁ…。千と千尋では、ハクと千は分かれてしまうが、今回は…どうなんだろ?。まぁ、ハウルとソフィーの二人を軸にしているからかもしれないけど、これも何回かみれば分かるのかな。魔法だ契約だって言うのが分からなかったというか、最後までその辺はあいまいになっていたけど、純粋にみて、またいい映画を作ったな、と思った。楽しめました。見所は、90歳のソフィーから18歳に若返っていくまでの過程。腰の曲がったお婆さんから、だんだん背筋がまっすぐになって、杖がなくても歩けるようになって…っていうところ。

宮崎アニメ特有のグロテスクさっていうのも今回少なかったので、見やすいと思った。だが、荒地の魔女の手下とか、ハウルのどろどろの粘膜(?)とか、グロテスクとは言わないけどドロドロとした不気味さがあった。そして何より、荒地の魔女の成れの果てが実は一番グロテスクだったのではないかと思う。結局、魔力が落ちて、本当の歳・本当の姿になってしまったんだけど、そこに人間が年老いていくグロテスクさ(言い方悪いかもしれないけど)があるのではないだろうか。でも、魔力がなくなって、まるで威厳も怖さもなくなってしまって、可愛らしいキャラクターになっていたのには驚いた。歳をとると、無垢になるというところに通じるのかも。
さっき「家族愛」って書いたけど、本編でネタばれになるから言えないけど、成れの果ての荒地の魔女を世話するソフィーがいる。その光景なんか、今の高齢社会そのものって感じで、おばぁちゃんを養う娘さんに見えたけどね。それに、そういう家族って言うものへの憧れみたいなのもあるんじゃないかな。ソフィーは父を亡くしてその帽子屋の跡を継いだんだけど、結局家族ばらばらなわけで…。そういうところからも感じられるね。

声優に関しては、キムタクの声に関しては、可もなく不可もなく、特に問題はなかったと思う。ただ、クールすぎたかな。かっこよすぎだろ?(笑) 何か、そもそも年齢が分からないキャラクターで、時々子供っぽかったり、めちゃ大人っぽかったりするんだが、果たしてどれぐらい使い分けれていたのか。
ソフィーの倍賞さんは上手いと思った。最初はちょっと違和感があったけど、だんだんみていくうちにすんなり入って来たと言うか、18歳から90歳まで何と幅の広い声なんだと思った。

全体通して、まだまだ分からないところもありますが、期待していた通りの内容だったのでよかった。安心して見られる傑作。

以上、長くなりましたが、作品レビューでした。
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